Buy with AWSでパートナーからのMarketplace製品購入フローが簡素化されました #AWSreInvent
はじめに
AWS re:Invent 2024のキーノートで、Buy with AWS の発表がありましたので、その内容について記載します。
前提
まずこのアップデートを解説するための前提として、ソリューションプロバイダープライベートオファー (SPPO)について説明します。
SPPOとはAWSパートナー経由でAWS Marketplaceで製品を購入する際に、特別価格(Private Offer)で購入できる契約体型です。
例えばクラスメソッドメンバーズに加入しているアカウントであれば、Trend Micro Cloud OneとWafCharm製品がこの対象になっています。(今後も拡大予定)
どんなアップデートか?
一言で言うと各AWSパートナーのWebページに埋め込まれた「Buy with AWS」のリンクをクリックして、AWS Marketplaceに遷移でき製品を購入できるようになります。
弊社のホームページを例にすると、
SPPOで契約可能な製品ページに「Buy with AWS」のリンクがあります。
このリンクを埋め込むことだできるようになりました。
これをクリックするとAWS Marketplaceに遷移し、特別価格(Private Offer)で製品を購入できるようになります。
何が嬉しいか?
やや地味なアップデートに思いますが、このアップデートでユーザが嬉しいポイントを記載します。
クリック数が減る
まずは1クリックで特別価格(Private Offer)での購入ページに遷移できるようになることです。
これまでは以下のようなフローが必要でした。
これらの1~3が不要になりました。
- 1.AWS AWS Marketplaceのコンソールを開く
- 2.対象の製品を検索する
- 3.契約体系を選択する
- 4.製品を購入する
参考:https://dev.classmethod.jp/articles/trend-micro-cloud-one-sppo/
「これであってるよな〜?」と言う不安が減るのではないでしょうか。
パートナー比較ができる
このアップデートによって「Buy with AWS」で製品が購入できるAWSパートナーの一覧が記載されるようになりました。
現在は58のパートナーが記載されており、そのうちリセラーはクラスメソッドを含め17社あるようです。
AWSの調べによると、これらのアップデートにより製品購入時間の66%、ベンダーのオンボーディングの時間が75%削減できるようです。
最後に
今回はAWS re:Invent 2024のキーノートで発表されたBuy with AWSについて解説しました。
地味なアップデートに思いましたが、ユーザーのことを考えた 痒い所に手が届くアップデート だと感じます。